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鍼灸について☺
1. 鍼治療の基本概念
鍼治療は、東洋医学に基づいて開発された治療法で、主に経穴(ツボ)を刺激することで体内の「気(き)」や「血(けつ)」の流れを調整します。東洋医学では、体内のエネルギーである「気」が滞ったり、不足したりすると、痛みや病気が生じると考えられています。鍼治療は、この気の流れを正常に戻すことで、健康を回復し、痛みを和らげます。
2. 鍼の技術
• 経穴(ツボ): 身体には数百の経穴があり、それらは体の異なる部分に影響を与えます。鍼治療では、症状に応じて特定のツボを選び、鍼を刺すことで治療します。
• 経絡(けいらく): 経絡は体中を巡るエネルギーの通り道です。鍼を経穴に刺すことで、経絡の気の流れを促進し、滞りを解消します。
• 刺激の深さと角度: 鍼を刺す深さや角度は、症状や部位によって異なります。通常は1~2ミリメートルの深さで刺しますが、筋肉の層にまで達することもあります。
3. 治療の効果と適応症
鍼治療はさまざまな症状に対して効果があるとされています。特に以下のような症状に効果的です。
• 痛みの緩和: 鍼は、腰痛、肩こり、頭痛、膝の痛みなど、慢性的な痛みに対して非常に効果的です。鍼を刺すことで、神経系を刺激し、痛みを和らげるエンドルフィンなどのホルモンが分泌されます。
• 自律神経の調整: 鍼治療は、副交感神経と交感神経のバランスを整え、ストレスや不安、不眠症を改善します。これにより、心身のリラックス効果が得られます。
• 免疫機能の向上: 鍼治療は、体の免疫機能を強化し、風邪や感染症に対する抵抗力を高める効果があります。
• 血行促進: 鍼を刺すことで、局所の血流が改善され、筋肉の緊張や硬直がほぐれます。これにより、こりや痛みの原因となる血流障害が解消されます。
4. 治療の手順
通常、鍼治療は以下の手順で行われます。
1. 問診: 初診では、患者さんの全体的な健康状態や症状を詳しく伺います。これには、生活習慣やストレスのレベル、症状の経過などが含まれます。
2. 鍼治療: 選ばれた経穴に細い鍼を刺します。鍼は非常に細く、痛みはほとんど感じません。刺入後、数分から30分ほど鍼を留めます。
3. お灸や電気鍼: 必要に応じて、お灸を併用したり、電気鍼といって鍼に微弱な電流を流すことで、刺激を強めることもあります。
5. 鍼治療の安全性
鍼治療は一般的に安全とされています。使用する鍼は使い捨てで、衛生管理を徹底しています。副作用は少ないですが、まれに軽い内出血や鍼を刺した部分が軽く痛むことがあります。
鍼治療は、多くの慢性的な症状やストレスの緩和に有効であり、身体の自然治癒力を高めるための優れた方法です。
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